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5月9日に行った高雄醫學大學での講義についての続きです。
今回、講義のテーマとして「自身の化粧品ブランドを造るとき、特徴のある商品を開発するために必要なことは何か」を掲げました。
まず生徒達に伝えたかった事は、できる限り明確なコンセプトをもってブランドを創造することです。
なぜなら、ブランドコンセプトによってお客様や得意先様に納得頂き、商品をお使い頂けるから
です。
そこで、ICHI化粧品のコンセプトである“日本の食から生まれた無添加京コスメ”を例として講義を進めました。
たくさんのお化粧品が市場にあふれる中、流行に左右されることなくひたすらに「肌へのやさしさ」と「安全性」を守り抜くこと。そして、世界中のお客様に毎日安心して使って頂きたい思いからICHI化粧品は2004年に誕生しました。
一番のこだわりは京都産の宇治茶や京都伏見の酒粕、お米、大豆、米糠等由来の成分を厳選する事でした。食から日本人の美容や健康を支えてきた成分なら、安全性を守りながらスキンケアとして使用しても必ず効果を発揮すると考えたのです。
予算も少ない創業当初はエッセンシャルアクアクリーム、1アイテムの開発からスタート
しました。
“ICHI”というブランド名はひとつでも多機能な働きを持つことに由来します。
ICHI化粧品では多くの種類の化粧品を使う事が、時には肌の負担になる場合があると考えて
いますので、1つの美容クリームにたくさんの効果を詰め込もうと考えました。そして、毎日
必死になって工場の研究担当者と繰り返し打合せを重ね、日本の食文化に由来する原料を探しました。
和歌山産の梅の優れた保湿作用や、素肌の透明感を導く茶葉、女性ホルモンに近い働きが研究されている大豆等が見つかり、試作を繰り返して商品化を進めました。
大学院で化粧品を専攻している学生達には、特に日本産の化粧品原料やその特性に興味をもって頂きました。
創業当時の事を思い出しながら熱意を込めてお話したところ、学生達からも理解を示して頂く
様子が見えて安心しました。
講義に参加している学生達は、どのようなコンセプトや商品を創造するのでしょうか?
もしかすると台湾の高雄付近に特殊な化粧品原料があるかもしれない。台湾の気候は暖かいので、世界の温暖な地域に最適なブランドを創造するかもしれない。あるいは、在学中に熱心に
開発した、とっておきの処方があるかもしれない。
才能あふれる学生達が生み出すブランドやそのコンセプトはきっと素晴らしいものになるに
違いないと、期待や夢の広がりを皆で共感することができました。
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